鹿島鉄道(昭和54年3月までは関東鉄道鉾田線)は私の住居から比較的近いので折に触れて訪問しています。最初に行ったのは昭和50年で既に元東横のキハ1は無く、キハ610形も現在と同じオリジナルではないスタイルとなっていましたが、細い帯が3本入った関東鉄道旧塗装がまだ残っていました。最近百里基地の燃料輸送が終わったため貨物列車が無くなってしまったのが残念ですが、他では見られなくなった湘南顔の気動車に会いにこれからも出来るだけ訪れたいと思います。このページを作っている今日、失業したDLのさよなら運転が行われた模様です。
1975年11月2日、1983年1月3日、1991年2月、1997年8月31日撮影
2003年4月13日製作

当時はまだ霞ヶ浦の護岸が設置されておらず、自然の湖岸を走る光景が見られました。霞ヶ浦と筑波山をバックに鉾田へ向かう元加越能鉄道のキハ430形2連で塗装は細い帯入りの旧塗装です。常陸小川、桃浦間

昭和50年11月2日撮影

同じ場所で霞ヶ浦をバックに石岡へ向かう列車です。先頭は元三井芦別鉄道のキハ713、後ろは元国鉄キハ42000形改造のキハ602でこの2両は既に簡略化された新塗装になっています。常陸小川、桃浦間

昭和50年11月2日撮影

この日は貨物が無かったのか貨物列車のスジでやって来たのは機関車1両だけでした。関東鉄道自社発注のDD902号で国鉄DD13の同型車です。常陸小川、桃浦間

昭和50年11月2日撮影

元国鉄キハ04形のキハ410形ですが、この時は2枚窓の片運転台に改造され同形車2両一組で運用されていました。たまたま捉えることが出来ましたがこの後数ヶ月で廃車となってしまったようです。浜、玉造町間

昭和58年1月3日撮影

元三井芦別鉄道のキハ710形2連の石岡行きです。前が712、後ろが713となります。今ではほとんど単行運転ですがこの頃は単行は見掛けませんでした。同型車で揃ったきれいな編成です。浜、玉造町間

昭和58年1月3日撮影

一番上の写真と同じキハ431ですが16年が経過しています。塗装が変わったほか、雨樋が設けられたのが判ります。この頃になると単行のワンマン運転となっています。この車両は今でも大切に使われています。浜、玉造町間

平成3年2月撮影

航空自衛隊百里基地燃料輸送列車を牽引して榎本に到着、貨車を切り離して一服するDD902号機です。落ち着いた茶色の塗装がなかなか似合っていました。榎本駅

平成3年2月撮影

鹿島鉄道になってから国鉄から購入したDD13171号機です。塗装は茶色に変更されていますが、DD902とは色合いが少し違っていました。燃料輸送列車を牽引して榎本へ向かいます。浜、玉造町間

平成9年8月31日撮影