ふた昔前まで黒磯から先の東北本線普通列車はほとんどが客車列車でした。特に意識して撮影した訳ではありませんが折に触れて撮影した客車普通列車の写真をほぼ全線にわたって集めることが出来ました。ヨンサントオの電化以前には間に合いませんでしたが旧型客車時代には間に合いました。日本最長の路線、東北本線の旧型客車列車を南から北へお楽しみ下さい。
1972年から1980年撮影
2001年11月9日製作

東京都

個別の列車については記録が杜撰で特定出来ないものが多いのが残念です。山手線鴬谷駅ホームからの撮影です。上り列車または上野発下り始発列車の回送かも知れません。時間は午後でした。機関車はご覧の通りEF57の1号機です。

昭和47年12月26日撮影

東京都

赤羽駅の大宮寄り歩道橋からの撮影です。最近になって赤羽駅もすっかり様変わりして当時の面影は偲ぶことが出来なくなりました。乗り換えには上ったり降りたりが大変でした。列車は福島発上野行き122列車と思います。機関車はEF58の73号機。

昭和52年3月25日撮影

埼玉県

久喜駅の栗橋寄りで撮影しました。上野発一ノ関行きの123列車だと思います。最長距離を走る列車として当時既に貴重な存在でした。手元の時刻表によると上野発11時19分、一ノ関着22時42分とあります。機関車はEF58の102号機です。

昭和50年8月18日撮影

栃木県

豊原、白坂間有名な黒川橋梁での撮影です。栃木、福島県境でここから「みちのく」となるわけです。写真の向こう側が福島県になります。黒磯以北は一部の区間列車を除いてほとんどの普通列車がこのような客車列車でした。

昭和51年10月24日撮影

福島県

貝田、藤田間、花を付けた木の並ぶ果樹園を抜けて走る上り列車です。東北本線で6両の編成は「短い」という印象でした。近距離の列車だと思います。機関車はED75形です。

昭和55年4月中旬撮影

宮城県

有名撮影地船岡、大河原間の桜並木を抜ける上り列車です。やはりこの位の編成長でないと様になりません。機関車はED71形で当時既に淘汰が進行していました。

昭和55年4月中旬撮影

岩手県

奥中山、小繋間中三本木峠のサミットに近づく下り列車です。テーマから外れた急行列車ですがご容赦下さい。機関車はED75形の2号機で試作車の1両です。

昭和50年8月26日撮影

青森県

野辺地駅を発車して青森へ向かう下り列車です。機関車はED75形ですが番号は読めません。雪の写真は難しいですね。

昭和54年2月中旬撮影